2021/10/09(土) 10:30 0 2
千葉の「TIPSTAR DOME CHIBA」で9日から行われる「PIST6 Championship(ピストシックス チャンピオンシップ)」の「JAPAN HEROES」ラウンド2。9日デイ開催で3Rを走る吉田裕全に話を聞いた。
PIST6は国際ルールに則したレース形態で行われるため、自転車も従来の鉄製の物とは違い、カーボンフレームの物。各々が自慢の愛車を持ち込む中でひと際、吉田裕全(36歳・埼玉=A1)が嬉しそうな顔で自転車を組み立て始めていた。
いかにも新車という奇麗な自転車について吉田に尋ねると
「もともと競技も好きだし、自転車そのものも好きだったんですよ。今年は五輪もあったし、東京五輪使用のモデルが出ていたので、即座に買いましたよ。それがこれ。そしたら良いタイミングで今回のPIST6に呼ばれたので、この自転車を持ち込みました。格好良いでしょ」と本当に嬉しそうに語ってくれる。
カーボンフレームは値段もピンからキリまであるそうだが、「機材というかフレームでそれなりにタイムの出が違ってくるんじゃないですか。まあ、自分は脚はそこまでないので、この自転車に頑張ってもらって好タイムを出したい(苦笑)」。
ちなみに吉田の自転車の値段を尋ねると「車輪とかもろもろを含めて軽自動車が買えるくらい」と答えてくれた。
やはり従来の競輪で使用されている自転車とは何倍も値段が跳ね上がってくる。 とある関係者が「タイヤが2つしかない二輪車なのに、四輪車と同じ値段かぁ」という呟きが印象に残った。(アオケイ・渡辺記者)