初日の1レースは同期の山崎航と2分戦。前受けとなった山崎に赤板で突っ張られ、鐘4角カマシも併せられ、3番手外併走。そして再々度のアタックは2角。完全に終わったパターンから山崎をまくる強いレースをして1着。

　梅田は「自分でも完全に終わったと思いましたよ。でも、踏んでみたら意外と出た。最近は池邉(聖)と3㎞の坂道を使って練習をやっている。上り坂をもがいてはインターバル、もがいてはインターバルの練習を8本、3セットやっている。時間は長くないけど、集中してやれていて、その効果なのかな。それと前検日に日本三秘湯の谷地温泉(八甲田山麓に開湯四百年以上を誇る)に入ってきた効果かも。自分は温泉に入ると、筋肉とか感じ良くなるみたいで、ここ青森競輪場のお風呂も温泉なので嬉しいですね」。

　準決は特選組も加わり相手はグッと強くなるが、今の強さなら、前走松戸に続く優出も十分にあり得る。(アオケイ・伊藤記者)