2021/10/06(水) 21:00 0 5
今月の2、3日に華々しく幕を開けた千葉250バンクでのPIST6。地元戦士として挑んだ根田空史が中2日で久留米バンクに登場した。
「移動を加味すれば、中1日みたいなもんです。とにかく楽しかった。体はいつもと違う感じの筋肉痛が出てるけど、嫌な張り方ではない。いまのところは悪い影響はなさそうかな」 。
ただ、と、その後は慎重に言葉を選びながら続けた。
「これまで250で練習して競輪のレースに行くことはあったけど、250でレースをしてから競輪のレースに行くのは初めて。ズレがあるのかないのか。マイナスなのかプラスなのか。正直、やってみないことには分からない。そういうのを把握する意味でも、競走間隔が詰まっているのは良かったと思う」。
誰もが経験したことない形での参戦。戸惑いがあるのも仕方はないだろう。それでもPIST6に対してはポジティブな思いばかりだった。
「どういう形であれ、地元のバンクがあるのはうれしい。初開催にしてはちゃんとできていたと思う。ファンの方に楽しんでもらうのが一番。 自転車を楽しんでもらう新しいツールとして、これから熟成されていけばいいと思う。とにかく、いい刺激になった」。
これからは、このようなローテになる選手も増えるだろう。今後のモデルケースとしても、根田の走りは目が離せない。競輪とPIST6が共存していくためにも、いい指針となるような奮闘に期待しようではないか。(netkeirin特派員)