2021/10/06(水) 10:30 0 0
決勝には阿部将大と原井博斗、そして緒方将樹と徳永哲人の熊本コンビの4人が勝ち上がった。話し合いが思いのほか長引き、阿部-原井と熊本勢がそれぞれ2手に分かれることとなった。
阿部は今シリーズの優勝候補。連日、内容あるレースで勝ち上がった。
「準決はもっと早めに動ければラインで決められたかも…」と自己評価は低かったが、余裕を感じさせる立ち回りだった。
そんな阿部に原井が付く。原井はもちろん自力選手であるが、そこは迷いは無かった。
「せっかく2手に分かれるし、自分が付いて力勝負できれば。阿部君の番手は7月の地元戦で経験済み。初日特選で番手を回って1着を取らせてもらいました。ただトリッキーに動かれるときついですね…」。
阿部の強地脚がクローズアップされるが、原井も学生時代に取り組んだ自転車競技では長い距離を踏むタイプだった。いわば、脚勢はバッチリと噛み合う。両者の粘りに粘るねちっこい激走がかみ合えば面白そうだ。(netkeirin特派員)