直近の数字を見るとここ3場所は2着ばかり。「1着を取れなくなると頭がおかしくなる！ 逃げて4角を回ると、いつものあれか(差される)と嫌になるんですよ」と1着を渇望している。とはいえ、8月の函館で優勝しており決して大スランプというわけではない。求めるものが高いだけなのかも。

　今期、目指すはS級点を獲得することだ。現在は89点台前半ということで残り3カ月は一本も気が抜けない。「最低でも決勝を乗り続けないと厳しいんです。同期がみんな強いし焦りますよ。残りは勝ちにいくレースをしていきます」

　まだ20歳と焦る年齢でもないが、同期は山口拳矢を筆頭に寺崎浩平、町田太我、石原颯ら実力者が目白押し。少しでも彼らに近づくためにあの手この手でS級点ゲットを目指す。(netkeirin特派員)