2025/05/26(月) 16:50 0 34
1kmタイムトライアルとは純粋に1kmを速く走るかに特化したもので、自転車競技の一丁目一番地ともいえる。400走路では2周半のペース配分を考えながらうまく駆けなければならない。ナショナルチームのレジェンド、新田からすれば負けるわけにはいかず、否応にも腕が鳴る競技だ。
この日は雨が残りぬかるむ路面に加え風が強くコンディションは劣悪だったが、百戦錬磨の新田にとってはお手の物。1分03秒384と好タイムを叩き出し、菊池岳仁の大会3連覇を阻止した。
「爆風がきつかったですね。前の日も雨で練習ができなかったし今日も午前中は雨で重かった。風もきつくてバンクも軽くなくて、直前に機材を変えたぐらい。普段、そんなことしないんですけどね」と普段とは違う取り組みが見事にハマった。
「一昨年は機材のトラブルがあったのに気づかずにスタートをしてしまい、去年は体を入念に作ったらオーバーワークで体が故障して万全じゃなかった。今回は機材のことも考えて、さらに体の故障も無いようにと意識して挑めました」。
2023〜24年と大会を連覇していた菊池に土を付け、納得いくパフォーマンスを展開できて満足そうだった。(netkeirin特派員)