2025/05/23(金) 15:20 0 5
競馬が好きな競輪選手は全国にたくさんおり、中には一口馬主を趣味としている人も。根本雄紀もその一人。「年間に一頭だけ」と決めてカタログとにらめっこしながら毎年愛馬を指名し「未勝利を勝てないこともあるし、なかなか難しい」と四苦八苦しながらも"馬主ライフ"を楽しんでいる。
そんな根本は昨年夏頃に「今年の(愛馬)はちょっと楽しみかも」と未勝利戦を制した直後の愛馬へ期待感を口にした。その名はエンブロイダリー。そう、今年の桜花賞馬である。
25日に行われるオークスの最有力馬の"オーナー"は「初年度だったしアドマイヤマーズ産駒を狙っていたんです。母もシルクの馬だったから、これにしようと。でも本当にこんなのは奇跡。重賞に出られるだけですごいのにクイーンカップを勝って、しかも桜花賞まで獲っちゃうんだから。近く(の東京競馬場)で走るしオークスを見たいところだったけどレースと重なっちゃったので、テレビで応援します。自分の競走より緊張すると思います(笑)」とうれしそうに語った。
現在3連勝中の愛馬に感化されたのか(?)自身も今年に入ってタテ脚が快調。失格もあった前期はギリギリでチャレンジ降格を免れたが、逆に今期はS級点まであと一歩という。
「変えたことといえば、ワットバイクのメニューを増やしたくらい。4月の名古屋最終日の1着が2年ぶりの勝利だったんですけど、そこから短期間で7勝。これには自分が一番驚いています」
ちなみに愛馬が桜花賞を制覇した日は、福井初日で自身も予選で白星を挙げていた。まずは24日の予選をクリアして愛馬のオークスVを見届け、自身も準決勝で結果を出したいところだ。(netkeirin特派員)