11Rは佐々木悠葵にすべてを託し1着。ただし佐々木は4着と惜敗し、ファイナル進出はならず。レース後の反省会では優しく、噛んで含めるように佐々木へのアドバイスを送った。

「今の若い選手って、みんな素直でいいですね。こっちの話をしっかり受け止めてくれるし、気持ちが伝わってくる。応援したくなるような子が多い」と話した。さらには「強くなる子はレースだけではなく、普段の話をしていてもわかるんですよ。やらされている感じもなく、自然と自分からやれる子。ラインをつくっていくのはそういう関係から始まると思う」とも。

　あの平原の言葉なのだから、強く刺さるし、本気だと感じる。佐々木や決勝で任された眞杉匠にとって、これほど嬉しいことはないだろう。