2025/04/28(月) 11:00 0 2
玉野競輪のナイター「チャリロト杯(FI)」は、29日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
日本選手権(GI)と被るS級シリーズなので、俗に言う、裏開催のFI。競走得点トップの徳永哲人でも105点しかなく、誰が勝ってもおかしくない。期待料込みで中川誠一郎が、全盛時のスピードを魅せる。近況、他地区の3番手を回ったり、常識でない走りもやっているが、その辺りは、本人のnetkeirinのコラムで詳細に書かれてある。徳永哲人、上野優太の後輩を連れて、シンプルに捲りを出す。九州で野田源一もいるが、いつも通り、単騎の源さんの走りだろう。
北日本は大川剛に佐藤博紀で一気にスパート。ビッグレースでの実績はないが、このクラスなら大川の機動力は光る。佐藤はヨコは苦手だが、スンナリ回った時は、鋭い脚を見せる。
関東は山口多聞に阿部大樹の埼玉コンビ。山口の仕掛けは早く別線を不発にさせる能力はある。
南関は渡邉雅也が追加で斡旋されて、GI覇者の海老根恵太が連係策。混戦に持ち込めば、渡邉は持ち味を発揮できる。
中部は伊藤裕貴がS1で、2班には、そこそこの先行選手が集まっている。
中四国は地元の山根将太が1班で、2班だが上野雅彦は、かなり戻っている。
A級戦は上遠野拓馬の先行力を評価したい。前期のS級では苦戦したが、今期に入って優勝が1回、準優勝が4回ある。前走の青森の準決で落車しているが、軽傷で済んだ様だ。東のラインで、S級でも実績ある石橋慎太郎がマーク策。近畿は野口正則が点数を持っているが、機動型の総が薄い。地元は自在型の滝本泰行が追加で斡旋された。タテ型の吉川嘉斗も、ある程度の位置があれば突っ込んでくる。