2021/02/06(土) 17:00 0 0
年齢と共に戦法を自力から自在、自在から追い込みに変えるのが一般的だが、一度追い込みになってから自力に戻るケースは珍しい。
「マツ(松浦悠士)とか町田(町田太我)とか強い選手が身近にいるのに、後ろを回るのはいつも他県の選手。それがすごく悔しくて…。一緒に走るにはどうしたらいいかって考えたら、とにかく脚力を上げるしかないという結論に。だったら自力を出すのが一番の近道と思って、戦法をチェンジしようと決めました」。
3日目の一般戦は7番手ホーム捲りで本命人気に応える1着。あの松浦も「バッチリ! 強かった」と親指を立てながら褒め称えていた。
「とりあえずしばらくはこのスタイルで頑張ります。F1の準決だったら3着まで確実に残る選手になって、決勝でも印が付くくらいになりたい。競輪人生は一度しかないし、ここからどこまで上がっていけるか楽しみしかない。とことんチャレンジさせてもらいます」と語る大川にこれからも注目だ。