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【玉野競輪・ミッドナイト】前田拓也「新型コロナに感染した時は死も覚悟した!」

2025/03/28(金) 20:45 1 10

玉野競輪のミッドナイト「チャリロト杯(FII)」は29日、初日を迎える。2レースのチャレンジ予選を走る前田拓也に話を聞いた。
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S級でも一時代を築いた前田拓也(左)と中村美千隆

 新型コロナに感染し中等症の1と診断を受けたマエタクこと前田拓也。症状と後遺症も重く、復帰まで1年10か月掛かった。「あの時だから仕方ないけど、病院に門前払いもあったし、後遺症も酷かったから病院も30以上行った。肺も潰れ、寝てばかりで、ベランダに行くのにもやっとだった。選手を続けるのも難しいと思ったし、正直言えば"死も覚悟"した。今年になり、やっときつめに練習をやれるようになってきた」。

 復帰後、マエタクに会うのは初めてだったし、声はかすれていたが、厚い胸板を見て、ホッとした。僕が書いてきた"報われないレーサーシリーズ"の一番のモデルは前田拓也。あの時代の近畿のマーカーは序列が厳しかったし、今の時代にマエタクが全盛期なら間違いなくGIを取っている。

 やや横の甘さ(今、考えると先輩達が下を押さえる為の印象操作だったかも)があったから、認める認めない論争があった。今と違い、中団4、5番手があれば届くレース形態だった。どこからでも突っ込んで来る良い選手だったし、甘いマスクの超スター。ここで連係する中村ミッチーも売り出した頃は、今で言う犬伏湧也以上。

 2人の思い出話を聞くと中村は「甲子園記念の決勝で僕が自力で番手が澤田義和さん。前田さんは3番手だけど番手が狙われ追い上げてくれた。最後は前田さんの記念V(今から25年前で当時前田は26歳)。FI決勝、記念決勝、特別競輪の勝ち上がりと何度も連係。ほとんど抜かれているけど、前田さんが暴れすぎて、消えて行くレースも結構ありました(笑)」。

 選手には歴史があり、若手選手やファンに、昔どう言う選手だったか伝えて行くのも僕らの仕事。今迄、数多くの選手を見てきたが、間違いなく、マエタクは記憶に残る大スター。S級復帰は無理だとしても、奇跡のA級優勝!と言うのを僕は見てみたい!(町田洋一)

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注目しますか?

みんなのコメント

1
1件   1/1ページ
  • ゲスト [1] ゲスト 2025/3/29 16:53

    中村選手も全盛期むちゃくちゃ強かったですよね~

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