2021/09/18(土) 18:00 0 3
防府競輪場で19日に幕を開けた「モーニング7 デイリースポーツ杯争奪戦(FII)」。初日5、6Rで地元の渡口姉弟が立て続けに白星を挙げた。
5Rで弟の渡口勝成がラインで上位独占に導く逃げ切り。すると直後の6R、姉の渡口まりあが、南円佳を突っ張って先行勝負に出て、南に番手に入られながらも力強く振り切った。地元の渡口姉弟が初めての同時参戦で、そろって逃げて白星発進を決めた。
まずは弟の勝成。
「脚を回せているけど、踏み上がらなかったのは修正点。でも、先行して1着を獲れたので良かった」。姉が直後のレースで勝ったのを見届けると「僕の1着が刺激になったと思います(笑)。姉がちゃんと練習をやっているのは見ているので。お互いが決勝でいい結果を残せたらいいな、と思っています」。
4場所連続V、地元戦連続Vに向けてこれ以上ない滑り出しとなった。
姉のまりあが引きあげてくると、それぞれレースの振り返りなのか、お互いの健闘を讃え合ったのか、2人で5分ほど話をしていた。
その後に姉のまりあに話を聞くことができた。
「円佳さんを出すか出さないかちょっと迷ったけど、出したら差せないと思って、突っ張った。ここに向けてずっと練習をやっていたし、弟の1着が刺激になった。逃げ切れて1着スタートなので、良かったです」。
地元の防府で初日白星は初めて。山原さくらなど強敵がいるシリーズだが、デビュー初Vを狙える仕上がりになっている。
2日目も勝成が5Rで、まりあが6R。初日の再現も大いにありそうだ。初日が終わったばかりでまだ気は早いが、ここまでは渡口姉弟のアベックVという話題もあがってきそうなシリーズになっている。(netkeirin特派員)