2021/09/17(金) 18:30 0 2
待ちに待った本格デビュー戦だ。堀井美咲は6月に和歌山で行われたルーキーシリーズの最終日に落車。左鎖骨と肋骨を4本骨折して本格デビューが遅れてしまった。
「1ヶ月半くらい入院しました。やっとですね。緊張しています。同期がこてんぱんにやられちゃっているのを見ているし、不安もありますね。徐々に慣れていけるようにしたいです」。
7月に27歳となった。
「大学卒業後は普通に働いていました。山口県の下関市でお総菜を売っていましたよ。だから山口県は第二の故郷ですかね。転職を考えた際に、広島競輪の選手会の事務員をやっていた母からガールズケイリンを勧められたんです。学生時代はソフトテニスのスカッシュをやっていたけど、体力に自信があるわけではないので…。まさかプロの選手になるなんて思ってもいませんでした」。
自転車経験はなく、負傷欠場明け。いきなりの好走は難しいかもしれないが、ようやく選手としてのスタートラインに立つ。「まずは3日間、無事にレースをしたい」は偽らざる本音だろう。戸田みよ子、吉岡詩織に続く広島支部3人目のガールズ戦士のデビューを温かく見届けたい。(netkeirin特派員)