2021/02/04(木) 19:45 0 0
前回の和歌山記念の決勝で落車をし、その後も体調不良ということもあって松山記念を欠場。入念に時間をおいてグレード戦線に復帰してきた守澤太志。やはりレース勘に違和感があったせいか「病み上がりってせいもあるのか、だいぶ体が重かったですね。落車もあってフレームを換えたことも影響しているのかもしれません。修正? 今やれることをやってみます」と、デキには首をかしげる。
2日目の二次予選10Rは高木翔と北日本は2車だったが、群馬の新鋭、佐々木悠葵が空いていた。高木と話し合った末に出した結論は「佐々木君に付く」だった。高木に任す手もあったが、初日一次予選を活発な仕掛けで制した有望な東の自力型を一人にするのはもったいない、との考えを優先させた。
「初日に強いレースをしていたし魅力があるなと思っていました。高木君には申し訳なかったけど…。3人でまとまれれば一番いいと思ったし、高木君も『いいですよ』と言ってくれたので'(自分が)番手になった」と胸の内を明かした。
守澤はこれまで流れに逆らうイメージがなく融和路線を敷くタイプに見えたが、ここは珍しく我を通した。常に1着を目指す、との宿命を背負うSS班としての芽生えがそうさせたのか、勝負師としての性が目覚めたのか…。いずれにせよ、10Rから目が離せない。