2025/01/27(月) 18:30 0 4
京王閣競輪の「大阪・関西万博協賛競輪(FI)」が27日に初日を迎えた。2RのA級予選1着の宗崎世連に話を聞いた。
初日は石田典大-寺沼伊織の地元コンビに人気が集中。第2ラインは伊藤稔真の中部勢、宗崎は第3ラインの評価。しかし、レースでは後ろ攻めとなった宗崎が斬って3番手を確保すると、逃げる石田をバックから捲って白星スタートを決めた。
昨年後期からA級に降級し、95点ちかくあった競走得点は86点台まで下降。初日特選の常連だったが、今期からは予選スタートに。
11月頭の玉野の後、69日間の欠場を挟んだが「点数も落ちてきて何かを変えないと、と思って。腰のヘルニアの手術に踏み切った。誤魔化しも効かなくなっていたので」と話す。
初戦を終えた宗崎に笑みがこぼれた。
「踏み込んだ感じは良かったし、腰も問題なさそうですね。この1着は嬉しい。もうS級に戻れないのかなとか、考えることもあったので。これから、また積み重ねていきたい」と巻き返しを誓った。
準決勝の相手は「今回も次走も優勝して、特別昇級を狙う」と勢いに乗る新鋭・栗山和樹に、高本和也と強敵揃いだが、不安要素がなくなった宗崎の走りにも注目したい。(アオケイ・八角記者)