2025/01/10(金) 17:15 0 0
今シリーズはS降りの林昌幸、高津晃治、大矢将大に次ぐ競走得点の持ち主だ。今期は失格による2班がゆえの予選スタートとなるが、優勝争いの一角を担う選手と言っていい。
「前々期の失格で今期は2班なんです。別に気にはしていませんが」と苦笑い混じりに話す。
別府と松戸は2着1着1着で優勝しているが、2場所とも初日特選が1着なら今回が特進場所になっている。そこの事を聞いてみると「前回まで特選スタートだったけど、やっぱり特選というのは組み立てが難しい。相手がいることだから一概には言えないですが、振り返ってみるとそうですよね(笑)」と話す。
次に戦法の幅が拡がっているけど、それに関してはどうなのと聞いてみた。「A級なら逃げようと思えば逃げられるけど、そればかりだと(来期)S級にいくと通用しないじゃないですか。だからまくりに行ったり、位置を取りに行ったり、飛び付いたりと何でもやるようになりました」と説明してくれた。
予選のことに話を移すと「新潟は雪が多いので、屋内での調整でローラーがメイン。ワットバイクだと『踏む癖』がついてしまうのでたまにしか乗りません。ローラーで脚を回すように気を配りつつやっています。自分と大森君、野上さんは1kmタイムトライアルをやっていたので、学生の時から競技会場で走りを見てきたんですよ。だから、どのくらいの距離を踏むとタレてくるとかが分かるんですよね。野上さんは後半がタレるので、できれば逃げてくれた方がやりやすいっていうのがあります。近藤(寛央)さんとは何度かありますが、ワンツーが決まっていますよ」と言って締め括ってくれた。(アオケイ・忍足記者)