2024/12/21(土) 12:00 0 4
12月16〜17日に日本競輪選手養成所で127回生(男子)・128回生(女子)の第3回記録会が行われた。127回生(男子)は過去最多となる24名が、128回生(女子)は2名がゴールデンキャップを獲得。また、以下の3種目で「回生別平均最高記録」を更新した。
種目 | 平均タイム | これまでの記録 |
---|---|---|
男子200mTT | 10秒99 | 11秒10 (第117回生・第2回記録会) |
男子1000mTT | 1分07秒37 | 1分07秒93 (第125回生・第3回記録会) |
女子500mTT | 38秒14 | 38秒23 (第120回生・第3回記録会) |
【ゴールデンキャップとは】
養成所で年3回行われる記録会は、男子は200mTT・400mTT・1000mTT・3000mTT、女子は200mTT・400mTT・500mTT・2000mTTの各種目で5段階(1〜5)の基準タイムが設定されており、基準タイム「5」を全種目で記録すると「S評価」となり、ゴールデンキャップ獲得となる。
ゴールデンキャップ獲得者とタイム、コメントは以下のとおり。
候補生名 | 200m | 400m | 1000m |
---|---|---|---|
椎名俊介 | 10秒73 | 22秒86 | 1分05秒37 |
下山聖斗 | 10秒91 | 22秒79 | 1分07秒29 |
岩原健馬 | 10秒95 | 22秒96 | 1分06秒91 |
杉浦颯太 | 10秒83 | 22秒91 | 1分06秒22 |
三浦生誠 | 11秒13 | 22秒63 | 1分06秒19 |
上杉有弘 | 10秒90 | 22秒79 | 1分06秒99 |
野中龍之介 | 10秒78 | 22秒89 | 1分06秒46 |
藤田楓 | 10秒96 | 22秒96 | 1分07秒40 |
大塚城 | 10秒63 | 22秒74 | 1分05秒50 |
土井慎二 | 10秒92 | 22秒79 | 1分07秒44 |
邊見竜馬 | 10秒63 | 22秒67 | 1分05秒85 |
西森一稀 | 10秒96 | 22秒98 | 1分06秒78 |
馬越裕之 | 10秒99 | 22秒90 | 1分07秒25 |
三神遼矢 | 10秒47 | 22秒32 | 1分05秒06 |
長野魅切 | 10秒87 | 23秒00 | 1分05秒67 |
岩辺陸 | 11秒01 | 23秒00 | 1分06秒71 |
木村優駿 | 10秒76 | 22秒74 | 1分07秒04 |
野津宏介 | 11秒05 | 22秒92 | 1分06秒97 |
三澤優樹 | 11秒06 | 22秒91 | 1分06秒79 |
新垣慶晃 | 10秒96 | 22秒88 | 1分07秒48 |
吉岡優太 | 10秒83 | 22秒73 | 1分06秒65 |
水澤秀哉 | 10秒89 | 22秒66 | 1分06秒34 |
尾野翔一 | 10秒57 | 22秒32 | 1分04秒77 |
諸隈健太郎 | 10秒77 | 22秒89 | 1分07秒25 |
赤字は1位
三神遼矢(福島・22 歳)
ゴールデンキャップを獲得できたことはよかったです。1、2回目の記録会では調整がうまくいかず悔しい思いをしたので、自分なりに考えて対応することができました。200mと100mでは自己ベスト、400mでは若干タイムを落としてしましましたが、少しは成長できたのかなと思います。
尾野翔一(福岡・25 歳)
全種目1位でゴールデンキャップを目指していたものの、200mで2位になり、悔しい気持ちとゴールデンキャップを獲得できた嬉しさが半々の心境です。特に1キロでは、127回生として唯一の1分04秒台を出せたことは嬉しかったです。HPD(※)に入ってから練習の質が明らかに向上しており、その成果が結果に結びついていると実感しています。
(※)選手の発掘を目的とした「ハイパフォーマンスディビジョン」の略
候補生名 | 200m | 400m | 500m |
---|---|---|---|
半田水晶 | 12秒28 | 24秒73 | 36秒62 |
酒井亜樹 | 11秒99 | 25秒42 | 35秒93 |
赤字は1位
半田水晶(茨城・27 歳)
初日の200mと500mでは思っていたタイムを出せず、正直落ち込んでしまいましたが、2日目の400mでは気持ちを切り替えて挑戦することができました。緊張しながらも念願のゴールデンキャップを獲得することができてよかったです。でも、ゴールデンキャップは強い競輪選手になるための通過点だと思っています。この帽子の色に甘んじることなく、これからも努力を続けていきたいと思います。
酒井亜樹(大阪・23 歳)
500mでは入所当初から狙っていた養成所の記録を更新することができ、本当に嬉しいです。調整がうまくいなかったことや、200mでは助走で踏むポイントを間違えてしまいタイムが伸びなかったこともあり非常に悔しいですが、ゴールデンキャップを3回連続で獲得できたことは、養成所での努力が実を結んだ結果だと思います。ダッシュを生かした力強い走りでガールズケイリンを代表する選手になれるよう努力していきます。