伊藤慶太郎は、ここまで3連続V。今期はA級2班ながら、圧倒的な走りで1着を量産している。パワーアップした要因を聞くと、
「平原康多さんの練習グループに参加させてもらってからです。平原さんは練習に取り組む姿勢や、レースに臨む心構えなど、どれを取っても僕とはレベルが違い過ぎるし、色々なことを学ばせてもらっています。力も全然、平原さんには敵わないのに、その平原さんが『ワッキー(脇本雄太)はとんでもない強さ。レベルが違う』。と言っているから想像も出来ませんね。平原さんはそんな脇本さんを相手に勝つ練習をしている。そこに参加させてもらっているのはありがたいことです。以前の自分なら1回優勝しただけで浮かれていたのに、今はそんなこともないし、少しずつではあるけど、精神面や力はアップしたのかも」。

　そんな伊藤が今回乗っていたのは平原康多のフレーム。似たような身長でもあるし、それも合っているのかも。(アオケイ・伊藤博記者)