2024/11/16(土) 14:45 0 0
7月の本デビューから11場所目となった前回の西武園で待望の初優勝を挙げた。これまで決勝2着が多くなかなかの難産だったが、ようやく結果を出した。西武園から間隔を空けずして当地に入ったが、わずかな期間にもしっかりと体を鍛えてきた。
「西武園のあと、師匠(坂井洋)に付いて京王閣の合宿に入らせてもらいました。上位の人たちといると刺激になるしいい練習ができて、師匠からは『脚は悪くないよ』と言ってもらいました」
貝原の持ち味は超がつくほどの地脚だ。実業団でロードをしており、ジワジワと踏み上げる展開をめっぽう得意としている。なお、師匠の坂井は輪界屈指のダッシュ力を誇る驚速スプリンター。師弟で脚質は真逆なのが面白い。
「自分はダッシュがぜんぜん無いし、練習では周回を上げるぐらいしかできません(苦笑)」と本人も課題を実感している。
初日は友永龍介の突っ張り駆けに手を焼いたが、何度も何度も踏み上げて友永のスタミナを削ぎ強引にまくりきった。
「先行したかったですね。脚は余っていましたがスタートの失敗もあったし反省。いろいろなところで出し惜しみしてしまった」と悔やんだが、持ち味の強地脚を遺憾なく発揮した一番だった。2日目準決5Rは同県の福田拓也に任され、今度こそ気風よく駆けて決勝一番乗りを目指す。(netkeirin特派員)