2024/10/29(火) 18:40 0 10
2024年10月29日 京王閣競輪
大阪・関西万博協賛
開設75周年記念「ゴールドカップレース」G3(最終日)
KEIRINグランプリ2024の出場権争いが佳境に入り、10月26日より開催の京王閣競輪開設75周年記念「ゴールドカップレース」が最終日を迎えた。
シリーズは、グランプリ出場をすでに決めている選手、ほぼ確定している選手、権利獲得に向け少しでも賞金を積み上げたい選手などが力をぶつけ合い、レースはヒートアップした。
今開催直前の寛仁親王牌で今年2つ目のタイトルを獲得した古性優作は、疲れの色を見せるがレース巧者ぶりを発揮。眞杉匠も先行や捲りで自在性をみせ連対を重ねた。そして、グランプリ出場権のボーダーラインにいる新山響平は、どんな状況でも先行意欲をみせ他を寄せ付けない気迫で準決勝を突破すると、昨年覇者の新田祐大も自力と番手戦を混ぜながら存在感を示し、決勝進出を果たした。
激戦が予想された決勝は、打鐘で先行態勢に入った眞杉匠の仕掛けを、最終1センターで小林泰正が、さらに7番手から新山響平、5番手から古性優作が仕掛けると、最後方にいた犬伏湧也が大外を鋭く伸び、前団を捲り切り優勝のゴール。今年7月の小松島以来、通算3回目のG3を優勝を手にした。
※3日目・準決勝レポートはこちら
※同時開催のルーキーシリーズ2024プラスの結果はこちら
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【最終日12R=S級決勝】
1/新田祐大(S1・福島90期)
2/眞杉匠(SS・栃木113期)
3/古性優作(SS・大阪100期)
4/小林泰正(S1・群馬113期)
5/犬伏湧也(S1・徳島119期)
6/鈴木竜士(S1・東京107期)
7/南修二(S1・大阪88期)
8/木暮安由(S1・群馬92期)
9/新山響平(SS・青森107期)
【レース展開】
誘導以下、3古性-7南、4小林-8木暮、9新山-1新田、2眞杉-6鈴木、5犬伏で周回。まず眞杉が新山の横まで上昇。赤板2コーナーで小林が踏んで古性をかわすと、打鐘で眞杉が小林を叩いて主導権を握っていく。3番手に小林、5番手に古性、7番手に新山で最終HSを通過。最終2コーナーから小林が捲りを打つも、眞杉マークの鈴木もけん制。最終BSで古性が捲りを打ち、さらに大外から新山も捲りで迫る。最後の直線に入り古性が先頭に立つも、最終BSで最後方だった犬伏が大外を一気の捲り強襲で優勝ゴール。捲った新山が2着、3着は古性、南が同着となった。
【最終日12R=京王閣競輪G3決勝】
2車単5-9 6,200円(26番人気)
3連単5-9-3 14,130円(95番人気)
3連単5-9-7 40,070円(220番人気)
決まり手:捲り-捲り
優勝/犬伏湧也(S1・徳島119期)
今回戦績:特7・二1・準2・決1
次走出場予定:和歌山F1(11月11日〜13日)
まさか、このすごいメンバーで勝てると思っていなかったので嬉しいです。(レースは)流れを見ながらだったのですが、(打鐘で)眞杉(匠)君のペースもすごく上がっていて、ラスト1周で仕掛けられるスピードではなかったので、キツいところがありました。
(最終)バックで新山(響平)さんが仕掛けてくれたので、それに乗りながら、新田(祐大)さんの後輪に集中しながら付いていって踏んだ感じです。それでもヤバいなと感じながらも、最後に踏める脚は残しておこう、脚を削らないことを意識しながらでした。
(最終4コーナーは)コーナーから下りかけて力一杯踏めたので、最後伸びてくれたのかなと思います。思いのほか伸びた感じがあったので、前までいける感触がありました。今回はラインがなかったので、この戦い方になったのですが、ラインがあるときは、もっと自力を出していきたいのが率直な気持ちです。
まだまだ、KEIRINグランプリ2024出場は諦めていないですし、競輪祭で挽回したいと思っているので、そこ(タイトルを獲ってグランプリ出場)を目指してやっていきます。また、今回のようなメンバーが集まるとスピード感がすごいので、そこでラインがある時に、どう仕掛けていくのかなど、いろいろ考えながらやっていきたいと思っています。
(P-NAVI編集部)