2024/10/24(木) 15:00 0 3
前を任せた中釜健次が打鐘過ぎから飛び出し先制すると番手有利に抜けだして1着スタートを切った。「中釜がものすごくいいところから行ってくれたおかげ。残したかったけど最後はきつそうだったので前に踏ませてもらいました。昔なら4角ハコで絶好なら1着が当たり前だったけど、今は後ろから食われる恐れもあるし難しいですよ」と、7月に57歳を迎えたベテランの差し脚はまだまだ健在だ。
今年1月に降級すると、2月大垣で落車をし、肺気胸を患うなど思うようにいかず苦戦を強いられたが「ケガ明けの春先は一般戦でも確定板に乗れなかったりしてかなりきつかった。でも今期からだいぶ持ち直してきました。諦めんとトレーニングをやっていてよかった」と気力は萎えず再び、上昇気流に乗ろうとしている。
準決5Rは初日特選シードの菱田浩二をマークする。
「久しぶりの熊本だし、熱いファンの前で走れるのが楽しみ」
モーニング競輪は朝一番とあって無観客での開催となるが、5Rの行われる9時50分には競輪場は開門されファンは観戦が可能となる。熱い声援を力に変えて決死の覚悟で菱田に食い下がる。(netkeirin特派員)