2024/10/09(水) 19:15 0 6
川崎競輪「大阪・関西万博協賛(GIII)」は11日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
親王牌直前の開催の為、ビッグネームは少なく、別府GIIIナイターとのリレー開催。ぱっとメンバーを見た時に、誰もが、地元和田真久留の優勝が目に浮かぶだろう。今年は高松宮記念杯で準優勝の大ヒットを飛ばしている。賞金順位も5400万円で14位をキープ。親王牌組と差が出来てしまうが、小倉競輪祭で表彰台なら、グランプリ出場も夢ではない。同じく地元のサラブレッド・佐々木眞也も青森記念の優勝で、俄然、注目を集める。新山響平と眞杉匠が相手だったし、展開が味方したとは言え、価値がある。
関東は諸橋愛が大将格で先導役が山岸佳太。諸橋愛は地区プロのケイリンで準決敗退。それが理由で地元の親王牌には出場できない。その悔しさをぶつけるだろう。
山岸佳太も裏GIIIは強く、優勝の実績もある。3番手固める恩田淳平も、共同通信社杯の決勝3着で自信を深めた様子。
中部はパワーアップしている藤井侑吾にベテランの山口富生。この2人は前回の名古屋FIの初日に連係しているが、ヤマトミは踏み出しで離れている。山田諒が勝ち上がりに成功すれば、無条件で番手を回れる。
九州は北津留翼の一発だが、別府GIIIに強いマーク屋が参戦して、ここは手薄。同県坂本健太郎や、山口敦也は勝ち上がりに成功したい。
初日特選の想定メンバーだが、関東はシンプルに山岸佳太、諸橋愛、恩田淳平。中部は藤井侑吾に山口富生。北津留翼には大川龍二がマークしそう。前回の青森記念でも大川龍二は九州の阿部将大と連係しているからだ。問題は地元コンビの和田真久留と佐々木眞也の前後。年齢は和田が年上だが、脚質は自在で同タイプ。12場所のバック回数で言うと、和田が6回で佐々木が4回。佐々木が前で頑張りたい! とコメントしそうだが、イン粘りか、早くても残り1周の巻き返し。それを踏まえて、和田がどう判断するかだ。
予選から纐纈洸翔、山口多聞、福田知也、中井太祐、野口裕史は順当に勝ち上がりそうだ。