2024/10/07(月) 17:45 0 8
7車が主流になり競輪の形態が変わったことや、全体的なレベルが上がったのもあって「スピード競輪」という言葉をよく耳にする。自力型はもちろんのこと、追い込み選手でもタテ脚がないと生き残れない時代に。
そんな中でも東龍之介という選手は「昭和の競輪」を貫き、未だにジカで勝負する数少ないファイターだ。
「もちろん、結果や着は大事。でも、それ以上に番手の仕事が大切だと思っている。実際、他の選手のレースを見ていて、そこまでして勝ちたいの? って思うことがある。自分はそういうのは嫌。だから納得いかないときは勝負にいくし、番手を回るときは拘りを持って走っています」と熱い思いを話してくれた。
「前回は失格してしまったけど、乗っている感じは久しぶりに良かった」と手応えを掴んで乗り込んできた。初日は東日本の括りで小畑勝広マーク。熱く泥臭く職人らしい走りで東が魅せる。(アオケイ・石濱記者)