2024/09/13(金) 18:45 0 3
「共同通信社杯競輪(GII)」の初日が13日、宇都宮競輪場で開催となりました。前検日に続き、ケイリン女子部・二宮歩美部長が現地取材を敢行!今回も現地の空気感をお伝えするべく、開催初日のレポートをお届けします。
都内から約1時間半と知り、今回は“通い”に挑戦!! 前検日は奇跡的に凄い速さで記事入稿が終わり、帰ってランニング。ちなみに毎日、玄米おにぎりや野菜、果物などのヘルシーなお弁当も持参して食生活も意識していたりしますが、こんな生活を毎日続けていきたいなぁ。
そして今日は朝一で場内を散策してみましたが、基本はホーム側に客席やイベントスペース、売店などすべてがコンパクトに集約されていて勝手がいい、いい!
本当は宇都宮餃子も食べたかったけれど、今回は眺めるだけで我慢(笑)。
そうこうしているうちに始まりました! 共同通信社杯競輪! 1Rも2Rも逃げて行ったラインの3番手が伸びて1着の高配当スタート。さすが500バンクならではだなと思いながら、共同インタビューに参加。
「しっかりと島川選手が頑張ってくれて松本選手が仕事していて、その水を差すようなことはしちゃいけないなと…。3番手で我慢し過ぎちゃうと外から南さん、内から平原さんがきそうで…反省点、修正点バリバリです!」
「皆様の予想が外れた(要因になったであろう)山賀です(笑)。スタートを取りに行こうってなっていて(佐々木)龍が早くて(志田選手の)抑え方的に突っ張るだろうな?と(北井選手を)信頼してついていた。とにかく3番手をしゃくられないように締めて回っていったが、山崎選手がきたので踏んじゃったら届いちゃった。3番手の走りに慣れていないので、早かったかどうかはこれからVTRを見て確認します」
もちろん1着なので「おめでとう!」なのですが、競輪の面白いところは個人戦ではなくチーム戦だからこそ、チームで機能したり、仕事をしたり、結果を残せて初めて全力で喜べるってもんで、意外と内容も大事になってくるスポーツなんですよね! 2人のコメントを聞いてふと“3番手の踏むタイミング”って一体、どこからがベストなんだろう? といった疑問を記者さんや元選手に聞いてみちゃいました。
「番手の選手が仕事し終わってからかな?」
「番手の選手が前に踏んで(コースを作って)からかな?」
「選手の感覚が大事になってくるかな?」
「実は踏むタイミングだけでなくコース取りも大事なんだよ」
他にもここでは書き切れない貴重なお話や説明を頂けて、改めて競輪と3番手の奥ゆかしさに触れる機会になったような気が…。なかなか普段、3番手の仕事や踏み処にフォーカスすることってなかったので、これぞ、500バンクで直線長い宇都宮ならでは!
そして、改めて思ったのは、競輪って掘り下げていくと明確な基準がないからこそ、奥深いんだなと…。それぞれの感覚が大事になってくるし、色々な知識が増えれば増えるほど、見えてくるものや受け取り方も変わって見えてくるし、極めれば極めるほどクオリティにもこだわりを持ち始めてくる。私もまだまだ勉強中ではありますが、競輪の一番の魅力であるラインの仕事や奥深さにも注目して貰いながら、残り3日間をお楽しみください!
そして併せて、明日から前橋FII(ナイター)も開催され、なんと言ってもパリ五輪にも出場した佐藤水菜選手が登場予定! 現在199勝で200勝にリーチをかけています。平塚オールスター以来のオリンピアンクオリティをご堪能下さい。