2024/09/07(土) 09:00 0 3
前回宇都宮で直線一気に突き抜けて完全Vを飾った原田隆。前期までS級在籍のため仕方がないが、約2年ぶりの優勝。7着7着6着だった前々回から急回復した。
「何をしたわけじゃないけど、セッティングを元に戻しました。若者のセッティングは合わなかった」
初日は先行濃厚な枠元一葵の番手で断トツの一番人気も、板橋慎治のイン粘りに遭う。1周半の競り合いを外で踏ん張り死守したが最後は一杯で3着。だがレース後の清々しい表情が印象的だった。
「きつかったし人気にも応えられなかったけど、久々に競輪しているなっていう嬉しさもあった。中部近畿同士で連係することもあるけど、号砲がなったら関係ない。(このメンバー構成なら)自分でも同じことをしていると思うし」
息子の原田翔真が今期からA級1班に昇班し今は同じクラス。力を付けて今年の優勝は2回だ。2人の今の勢いなら優勝回数で鎬を削りながらのS級昇級。そして親子連係も夢ではない。(アオケイ・市川記者)