2024/08/31(土) 22:00 0 2
初日の予選は松岡孝高を引き連れ、長い距離を踏んで差されて2着。準決勝は外併走からまくった長谷川飛向の番手に城幸弘を捌いてスイッチからの一気の突き抜けで1着だ。
「長谷川さんが外併走から仕掛けてくれれば、3番手にスイッチしてすかさず行こうと思っていました。ただ、フタをされる格好になったので、遅れ気味だった城さんを捌くようなレースになっちゃいました。本当はそういうレースはしたくなかったんですが…」と準決勝を振り返ってくれた。
決勝へは3人の九州勢が勝ち上がり、並びは甲斐俊祐(26歳)-堀川敬太郎(22歳)-松岡孝高という並びとなった。
「甲斐さんとは(前橋の)決勝で対戦して別線ではやったことがあります。その時は九州が5人くらい乗ったので。本来なら自分が前でやるのが本当なんでしょうけど、甲斐さんが師匠(小野俊之)に『人の後ろは回らず自力でやれ』と言われているみたいで、甲斐さんからも『人の後ろは回らないから自分が前で』と言われました。松岡さんにも『番手を回れ』と言われたので、甲斐さんの番手を回らせてもらいます。自分ができることを全てやります」と話してくれた。
一旦、時間をおいて検車場で話をしたのだが一生懸命、自分の自転車を整備していた。
「自分は(自転車の)部品に関してお金を惜しまない。チェーンは一場所ごとに換えているし、車輪は1か月くらいで取り替えています。みんなから何で? と言われるんですが、やっぱり乗った感触が違うんですよ。お金をかけても着が良ければ元が取れるし、自分はそういう考え方をしています。だって自分は在所64位だったんですよ。ホームもバックも取れなかったし、それが今ではA級でも(競走得点94点で)上の方にいるんですから。そのやり方っていうのかな、自分には合っているんだと思います」と言って締め括ってくれた。(アオケイ・忍足記者)