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【前橋競輪】今節のレース展望!

2024/08/31(土) 21:15 0 5

前橋競輪場「報知新聞社杯(FI)」は9月1日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)

今節注目の小林泰正

 競走得点トップは地元の小林泰正。関東の若きリーダーとして、眞杉匠森田優弥と共に日々精進。今年はキャリアハイの成績で地元三山記念(GIII)を制して、特別競輪の決勝にも進出。超地脚タイプだが、これでトップスピードも加速すれば、タイトルホルダーになるのも夢ではない。

 ただ、気掛かりなのは、眞杉匠との練習中の落車で骨折したこと。仮に8割ぐらいの状態でも、地元の気持ちでカバーする。番手は関東で中田健太。ガニ股の独特のフォームだが、昭和のマーカーの匂いがする。中田健太より競走得点は低いが、地区的な結びつきだと柿澤大貴が番手を回れる権利がある。

 北日本ラインも充実。GIホルダーの渡邉一成が駆けて、仕事ができる和田圭がアシスト役。渡邉一成は、やや元気のない状況だが、和田圭は渋太い走りを披露している。3番手は、53歳のベテラン内藤宣彦

 南関はグランプリレーサーの和田健太郎が中心だが、筋の目標が不在。嶋津拓弥との連係になるが、FI開催だし、自ら捲るシーンもありそう。コースの見極めは柔軟で、タテ、ヨコ、両方考える。

 遠征勢は谷口遼平の機動力に、熱いマーカーの三谷将太三谷将太がマークすると、機動型の仕掛けは、ワンテンポ早くなる。

 2班からは金子幸央伊藤裕貴阿部拓真は確実に予選は突破しそう。地元からは遅咲きの鰐渕圭佑の名前がある。

 自在脚質だが箱田優樹が優勝に一番近い。ロングの仕掛けも時折見せているが、基本は中団以内の組み立て。前期S級のプライドからもシビアに前々に攻める。今節は北日本の後輩が不在で、ラインの先頭で頑張る。

 マークに回りそうなのは、年上の房州輝也。かなりのスランプを味わったが、ここに来て、良くなっている。自らも動ける脚があり、箱田優樹が早めの仕掛けだと逆転も十分。3番手は函館支部の支部長に就任した山田敦也。7月から公務との兼任になったが、かなり慣れた様子。

 関東はダッシュマンの早坂秀悟の動きが軽快。かつてナショナルチームにも所属し、伊東記念で新山響平を目標にしてGIIIも制している。前期のS級は苦しんだが、今期は全盛時に近いスピードが戻っている。栃茨ラインで阿久津修が番手を回るが、地元須藤直道も初日を勝ち上がると準決は一緒だろう。タテ型の鈴木謙二も、ラインに加わる。

 南関は川崎健次が特選シード組だが、目標的に厳しい。中部は下岡将也の一発が魅力で、近畿は小松原正登でコンスタントに優出している。2班の若手には、めぼしい選手が不在で、特選組から優勝者が出そうだ。

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