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【よさこい賞争覇戦】落車でケガも「余裕です!」 湊聖二の原動力とは

2021/07/31(土) 19:00 0 0

高知競輪で開催されている「よさこい賞争覇戦(GIII)」は1日、最終日を迎える。8Rに出走する湊聖二に話を聞いた。

こんなん余裕です!と笑う湊聖二

ーー2日目に落車されましたが、体は大丈夫ですか?

湊聖二:こんなん余裕です!(笑)

ーー今日は山本伸一選手との連係でしたが…

強かったですよ! ヤマシンは。僕も必死だったけど2着が精一杯。近畿に行ってもこういう番組で一緒になったら男気出してくれるから。

ーー山本選手も「中四国勢と連係できる『粋』な計らいをしてくれた番組さんに感謝」って言っていましたよ。

男らしいし嬉しいね。

ーー湊選手がケガをしても走る原動力って何ですか?

…。僕も無敵じゃないんで、骨が折れたら走るのは無理ですよ。ただ今回は皮膚がめくれただけ(笑)。そのくらいだったら余裕。

それでも擦過傷は酷い状況

ーー昨日、擦過傷が酷いように見えたのですが…。

ぶっちゃけ言うと昨日の夜に熱が出ていた。外傷によるもので少し焦った。でも朝には引いていたので問題なし!

ーーよく湊選手の口から『子供が』って言葉が出ますよね。もしかして、原動力はお子さんですか? ケガを押してまで走り続けるのは。

全てではないですけど、それもありますね。僕は子供にあまり口出ししないようにしている。今、野球を頑張っているんですけど、父ちゃんは転けても頑張ってるって見てもらえればね。絶対に諦めないって姿勢が大事だということを! 口で言うのは簡単だけど伝わりにくい。自分の背中で見せなきゃ。それって大事でしょ。

落車では自転車にもダメージが

 いつも明るくおちゃらけて話をしてくれる湊。ケガをしても走れる状態なら完走を目指す。子供のため、ファンのために。今回のケガを読者のみなさんも想像して欲しい。時速70kmで走っているバイクから生身で放り出されコンクリートの地面に叩き付けられ、熱く焼けたバンクの上を滑っているのだ。ファンの皆さんにも満身創痍で走る湊の姿を見てもらいたい。(アオケイ・梅田浩行記者)

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