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【よさこい賞争覇戦】準決11R並びを巡るそれぞれの駆け引き

2021/07/30(金) 20:30 0 4

高知競輪で開催されている「よさこい賞争覇戦(GIII)」が30日に2日目を行った。31日準決11Rの眞杉匠の後ろを巡るやりとりが面白かった。

眞杉(左)と話す三宅に中川、坂本ら九州勢が茶々を入れる

 メンバー表を見た眞杉匠は「僕は自力です」と即答したが、まだ後ろに誰が付くのか分かっていなかった。そのうちに「南関勢が主張したらしい」との“うわさ”が入った。検車場が広く、選手があちこちに散っているため、その場で誰がどうコメントをしたのか確認できなかったからだ。

 南関の桐山敬太郎-岡村潤が自力でやる可能性も考えられたため、三宅達也吉松直人の中四国コンビが「眞杉を主張する」展開も考えられた。写真は「ボクの番手は誰になるのでしょうか…?」と言いたげな眞杉と話す三宅に、外野で茶々を入れる中川誠一郎坂本健太郎ら九州勢。三宅は吉松に「地元だから好きにせい。眞杉君の番手を主張してもいいし、どこ行ってもいい」と吉松の気持ちを尊重したが「(南関と)競りになるのかな…」と吉松は躊躇した。

 そのうちに眞杉の後ろを南関勢が正式に主張したと知ると、吉松は「競ってまでは…。ならば青森勢の後ろへ」とコメント。眞杉の番手にはこだわらずにすんなりと下げた。

 そこで中川誠一郎に「ならば眞杉の番手を主張しないのですか?」と聞いてみたが答えは単純明快。「いやいや…オレが主張しても桐山は100%引かないし競られるに決まっているじゃないですか。そんなことしたら達也さんも吉松もみんなこぞってオレのところにくるでしょ(笑)」と、記者の愚問をいなして貫禄の自力勝負を選んだ。

 結局、眞杉に桐山-岡村、中川-坂本に三宅、小原佑太-永澤剛に吉松とまとまったが、坂本は「眞杉の後ろが競りになったら誠一郎さんとオレに展開が向くんだけどな〜」と、最後まで無風展開を残念がっていた。(netkeirin特派員)

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