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【高松競輪】“今が一番強い“と自負する那須久幸

2021/07/20(火) 17:30 0 0

高松競輪場で21日に初日を迎える「高松オリーブ杯争奪戦(FI)」。初日10Rに出走する那須久幸に話を聞いた。

練習の成果を本番で出せるようになったと話す那須久幸

 那須は小松島記念での落車について「もったいなかったですね。あの後は1週間くらい療養してから練習を再開しました。10日程ずっと休みなく練習はやってきたから、今回も問題なくやれますよ。」と話す。

 また、練習をサポートする田中誠への感謝も語り「田中誠が居なかったらこうなっていなかったと思う。田中再生塾のお陰ですよ。厳しいけどやりがいがある。遊びの要素も取り入れて楽しく練習できる環境を作ってくれた。小松島記念の時も一次予選を突破できなかったら1000mタイムトライアルの刑でした(笑)。俺は新人かって罰でしょ。」と笑顔を見せた。

 5月の高知・チャリロト杯(FII)から6月の小倉・ギラヴァンツ北九州杯(FI)まで、すべてのレースで決勝3着以内と好調。デビューしてから今が一番強いのでは? と聞くと「そうですね。僕もそう思います。昔からトレチャン(トレーニングチャンピオン;練習は強いが本番に弱い)とは言われてたんです。今は練習してきたことが本番で出せるようになった。それが大きいですね。」と自信をのぞかせた。

 今の目標は「S級1班」。横でずっと聞いていた坂本健太郎も「いけるでしょ。那須さんの実力なら。あの上り坂のキツい練習を那須さんは55km/hで行くんですよ! 一般の人には分かりにくいだろうけど。バケモノです(笑)。」と太鼓判を押す。

 鋭い差し脚で直線を強襲するコース取りの巧さと、混戦なら捲りも出せるタテ脚を隠し持つ。49歳にしてまだ進化し続ける那須選手から目が離せない。(アオケイ・梅田浩行記者)

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