2024/07/23(火) 21:15 0 4
シリーズリーダーは“タイトルに最も近い男”と呼ばれた山田英明だ。オールラウンダーとして、自力のレースは減ったが、FIなら力勝負で勝てる。来月の平塚オールスターに向けて弾みをつけたい。近況の成績を見ると、直前の松戸サマーナイト(GII)は2着、7着、6着。小回りバンクに泣かされた印象もあり、状態は悪くなかった。2場所前の小松島記念は決勝進出、高松宮記念杯(GI)も負け戦だったが1勝を挙げている。初日特選を見ると、大坪功一と阪本和也を連れて自分で戦うレース。相手は地元片岡迪之を先導の中四国ライン。片岡迪之の後ろは徳島トリオで点数順に並べば、久米良、湊聖二、山形一気の折り合い。どうあれ、片岡迪之との2分戦なら、小細工せずに力勝負だろう。
予選は名前のあるメンバーが揃った。太田竜馬は、このままでは終われないし、バンクレコードの保持者。ちょっとしたキッカケで急に覚醒するだろう。
渡邉雄太は、怪我をしてからサッパリの状況だが、GIでも活躍していた選手。超久々のFIだし、7車なら力の違うところを照明したい。
他にもタイトルホルダーの武田豊樹と伏見俊昭の名前もある。テクニックと名前で勝てないのが競輪だが、存在感は抜群だ。
マーカーして名前を売っている佐々木龍もミニスランプ状態だが、誰もが通る道だ。
A級戦は、曽我圭佑の機動力がリード。この2場所は優勝と準優勝で絶好調と言える。番手を回る宮崎大空もS級では苦戦したが、A級では脚色が違う。同じくS級下がりの柿本大貴も前回の地元立川で優勝。連係する巧者・浦川尊明の動きも戻っている。予選では、佐伯辰哉、須藤誠、高井流星に注目したい。