2024/07/11(木) 11:45 0 11
「サマーナイトフェスティバル(GII)」が13日、松戸競輪場で開幕します。今節の前検日と初日にはケイリン女子部・二宮歩美部長による恒例の潜入レポートも公開予定!今回は潜入取材前の二宮部長のシリーズ展望をお届けします。
ついに7月、夏、本番!!
競輪界はいよいよ後期に入り、折り返し地点に入って参ります。夏のグレードレースと言えばサマーナイトフェスティバル(GII)ですが、今年は松戸競輪場で7月13〜15日に開催されます。つい最近2日制から3日制になったと思っていましたが、いよいよ来年からは4日制!? GIは6日制になるわ、ガールズGIも始まるわで、来年からはとにかく毎日が“競輪祭り”になりそうな予感!! こりゃ、関係者もお客さんも色々な意味で体力や忍耐力、持久力がないと生きて行けなくなりそう!(焦)
それにしても、この後オールスター競輪(GI)も開催されますが、開催地は同じ南関東地区の平塚競輪場。さらに、グランプリも静岡競輪場ですが、すでに郡司浩平選手、北井佑季選手が出場を決めていて、ダービー2着だった岩本俊介選手も賞金でほぼ当確(←気持ちが早い)となると、このままでは南関東の勢いが止まらなくなりそう!
そこにサマーナイトフェスティバル3連覇中の松浦悠士選手が記録更新となるのか? 清水選手も今年は苦手な夏場までに随分と安定した成績を年始から残し続け、現在賞金ランキングも4位。そこにGIに一番近い若手!? 犬伏湧也選手もいて中四国勢も立ちはだかってきそう。
関東勢も眞杉匠選手を中心にみんなのモチベーションや意識が底上げされ、ラインで持ちつ持たれつ、その場その場で求められていることに対して臨機応変にやるべきことをやり、それぞれの開催を盛り上げている。ダービーではやっと関東勢の結束が報われ、平原康多選手のGI優勝&復活を機にここから後半の巻き返しが非常に楽しみ! 必ず近いうち、ラインの力でGIに仲間を引き上げると見ている。競輪はラインの戦いが魅力の一つで、それぞれの士気が上がっている南関勢と関東勢に特に注目してしばらくは追っていきたい。
そしてパリ五輪組のナショナルチームが不在のガールズケイリンフェスティバルも今年がいよいよ最後になるが、フィナーレを飾るのはどの選手になるのか? 夏場のナイター開催とだけあって、ビール片手にイベントの縁日やおばけ屋敷など場内の売店やイベントも堪能しながら夏を満喫して行きたいですね!
小回りバンクでスピードレースを観戦することが出来る。1周が333mでカントは緩く、直線が38.2mと短いので圧倒的に自力が有利なイメージ。直線が短い分、最後はラインで決まるイメージがあるので比較的、予想はしやすそうな印象がある。とにかくイメージとしては先行にしても捲りにしても強い軸になりそうな自力選手からシンプルにライン狙いを基本に考えていきたい。ガールズも追い込みタイプの選手からしてみたら厳しいバンクで、差すとこまではいけなさそうなので車券は絞れそう。
◆深谷知広選手
今の勢いからすると南関東勢で次にグランプリの切符を手にするのは深谷選手になりそうな予感。郡司選手とのタッグも見もので、相手を見ながら前後関係を決められるのも大きい。最近では器用さも増してきているだけに戦法の幅が広がっているのも魅力の一つ。10年前のサマーナイトin松戸で先行して押し切って優勝していたのもあるだけに脚力とバンクの相性もよさそう。
◆吉田拓矢選手
地元の取手記念での優勝が印象的だった。関東勢が一丸となって並び3番手から期待に応えたレースはこれから更なる飛躍を思わせる一戦だった。眞杉選手のGI初優勝になったオールスターで前を回り、一肌脱いで貢献した功績は大きく、まだまだこれからこの分の恩返しは始まったばかりというイメージ。関東勢の同世代が底上げされてきただけにサマーナイトを始め、これから関東勢の旋風が巻き起こりそう。
◆山崎賢人選手
去年の競輪祭を最後にパリ五輪を目指し、ナショナルチームとして競技に専念して約7ヶ月。久々に久留米記念で復帰戦を迎えたが、前半2日間は自力で早めに先行してラインで確定板に乗り、決勝戦では3番手からいきなり優勝を決めて、これからの競輪での活躍が期待される。パリ五輪への悔しさをぶつけて、今まで得たものを爆発させて欲しい。
それでは今回もサマーナイトの前検日と初日に潜入レポートをお送りして行きます!