警戒網を敷かれ後方待機となったが、焦らず自分の仕掛けで制し好スタートを切った。しかし本人は状態面に首をかしげる。「1周行こうとしたら前にいた(當銘)沙恵美が駆けそうな素振りだったので待ちました。脚には来ていなかったけど、踏み上がらなかったですね。背中か胸骨が固いせいか、もがいた時の姿勢が定まらないんです」

　一見、何ら問題は無さそうに見えるが、同業者は一目でわかるようで「(山原)さくらさんから『セッティング変えたの？』って言われました。それほどフォームが違ったようです」と違和感はぬぐえない。

「松戸(ガールズフェスティバル)まですぐだし、セッティングを出す時間もない。ストレッチを長くしたりして自分で感覚を取り戻していくしかない。何かつかみたいですね」

　不安を残しつつも、2日目7R、ガールズ予選2も圧倒的な人気を集める。時間をかけて軌道修正し、本来の力を取り戻す。(netkeirin特派員)