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【中野カップレース】地元記念出走に燃える良永浩一

2024/06/22(土) 21:45 0 6

久留米競輪「開設75周年記念 第30回中野カップレース(GIII)」が22日、初日を開催。8R一次予選に出走した良永浩一に話を聞いた。

「二次予選も頑張って確定板に乗りたい」と話した良永浩一

 初日8Rは取鳥雄吾が地元の吉本卓仁良永浩一を連れて好スパート。人気を集めたラインで上位独占が決まった。3番手で3着の良永は今期、18年後期以来のS級昇格。18年10月に久留米で行われた熊本記念出走はあったが、久留米記念を走るのは補充で2日目から出走した67周年以来2回目。正規配分では今回が初めての地元記念出走だった。

「やっぱり走りたかったですよ。地元での一番大きいお祭りなんで。イベントで参加するだけでも熱が入るし、レースで走りたいなってずっと思ってました。あっせんが出てから、いや、あっせんが出る前から走るつもりで状態を上げようと頑張ってました。そうしたら今年は2回インフルエンザになっちゃって、状態的にかなり落ち込んだ時期もあった。でも、落ちていた体重も戻せて、ここに向けてなんとか(調子が)上がってきてくれた」

 久々のS級昇格も、体調を崩して苦戦が続いた。しかし、前回の松戸最終日は今年初勝利。しかも逃げ切りで決めた。大目標だった地元記念を前にようやく状態を上向かせられた。そして地元記念で初の勝ち上がりに成功。

「良かったです。家族も"応援に行くね"って言ってくれた。雨だったから今日はどうだったのかわからないけど、励みになりますよね。二次予選も頑張って確定板に乗りたい」

 45歳で初の初日から走る地元記念。来期は再びA級で、来年の今頃もA級となりそう。久留米記念が例年通りに6月開催なら、来年の地元記念を走れない。それだけに今回に賭ける思いは強い。結果を残してアピールすれば、次にS級に昇格した際に記念斡旋も増えるはずだ。

 強豪選手にとっては当たり前の地元記念出走だが、なかなか走れない選手にとってはGIのような夢のひとときなのだろう。(netkeirin特派員)

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