2024/06/03(月) 20:15 0 3
函館競輪場のナイター「万博協賛ミリオンナイトカップ(GIII)」は6日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
高知記念を制して、ダービーの内容も悪くなかった阿部将大が絶好調。4月と5月の地元別府は2場所共に完全V。ひと皮むけた印象があり、勝負強さもある。基本は同県の暴れん坊・大塚健一郎との連係だが、中川誠一郎が後ろを回るケースもある。中川誠一郎は熊本再開のオープニングレースに名前が入っており、そろそろスイッチが入る頃だ。
南関はド先行の野口裕史や渡邉雅也が中心選手。野口は自分のスタイルを崩さず、渡辺は逆に捲りにウェイトをおいている。
関東は菊池岳仁や橋本壮史が徹底先行。やや直線の長いバンクだが、そこまでの不利はない。
北日本は菊地圭尚が、地元で仕上げてきたはず。まだGIIIの優勝がないのは、競輪界の七不思議のひとつ。1班の自力型は坂本貴史、根本哲吏だけなので、2班の若手の活躍が鍵。磯島成介、大川剛、後藤悠、酒井雄多、上遠野拓馬、菅野航基の役割は大きい。
中四国は太田竜馬が眠ったままだが、いつか目覚めるだろう。同県久米康平は自力より、番手のレースの方が上手い。
ガールズケイリンは誰にも優勝のチャンスがある。競走得点トップは加瀬加奈子。1期生の功労者で前節の小倉で久々に優勝。アイドルレーサーの山口伊吹も人気になる選手。中村由香里は常に3着以内の競走を目指し、小坂知子、増茂るるこも勝負になる。地元からは伊藤のぞみが参戦。