2024/06/02(日) 09:15 0 0
52歳の現在も先行職人として若手を相手に奮闘を続けている浦山一栄だが、地元戦の今シリーズ予選は戸塚涼介の番手が用意されていた。
「初日から人の後ろなんて滅多にないから、メチャクチャ緊張する」と前検日に語っていたが、逃げた戸塚の気持ちに応えるように直線踏み込んで2着に入り、予選をクリア。しかしレース後に行われた恒例の"独演会"では自身の不甲斐なさをなげく言葉を何度も繰り返した。
「情けない。戸塚君が気持ちよく行ってくれたのにね。自分の脚がないから車間を切ったりできず、1着も取れなかった。あれだけ頑張ってくれたら『ありがとう』って勝たないといけないの。それにしても先行選手ってすごいね。52のオジサンはビックリだよ(苦笑)。あれだけカカる戸塚君もすごいし、それをまくる大城(慶之)君もさすが。みんなすごい! そして俺は脚がなさすぎ。練習はやっているけど、やっぱり落ちているよね」
それでもこの一戦で大きな刺激を受けたようで「自力でやるより、番手戦の方が緊張感がある。若い子が相手の自力戦だと"1着は厳しい"っていう気持ちが出てしまうけど、番手戦だと周りに迷惑をかけられないから、絡まれても絶対に耐えなきゃって気合が入るからね」と気持ちを入れ直していた。
2日の準決勝は石田典大の番手回りという番組に「やっぱりね」と苦笑い。「そんな予感がしていたよ。緊張するしヤバイかもしれないけど、精いっぱいやるよ」
果たして準決のレース後の独演会ではどんな言葉が聞かれるのか。(netkeirin特派員)