2024/05/25(土) 10:00 0 0
準決勝5Rは安定感を増した中野真吾が貫禄の白星。123期で24歳の佐藤譲士郎と山元大夢を相手に、111期の37歳が若々しい走りでヤング勢を一蹴した。
「相手が強いので前々に、積極的に行こう、とりあえず前に出て、仕掛けてきたら合わせようと。そうしたら来ませんでしたね」
互いを意識し合った123期コンビを尻目にうまく自身のペースに持ち込み、結果的に2人に力を発揮させなかった。降班した1節目の久留米は決勝進出を逃したが、それ以降の12節すべてで決勝進出。1年前のチャレンジ戦では16節(補充出走の開催を除く)走って決勝進出は8度。安定感が飛躍的に増している。
「捲りよりも逃げた方が楽ですね。捲りは(逃げてる)相手のスピードに合わせてから踏まないといけないので。最近は脚がないなりにちゃんと考えて走れてる。それが決勝を外していない要因かな。新人(123期)に高い確率で当てられる準決勝がキツくなるのは慣れてるし、その中で77点取れているのは価値があると思う。不思議ですよね、練習では弱くなってるのに、レースではそれなりに走れてる。競輪はタイムじゃないってことですね」
7月からは2班に復帰。「来期はS級点を目指したい」と力強い。決勝戦は同じ九州の123期・枝村弘樹がいたが「お互い力を出すため」に単騎を選択した。来期、さらにその先を見据えた走りで結果も残している。2節前の福井でも枝村と別線を選択し、単騎で豪快に捲ってVを飾った。今年4度目のVなるか注目したい。(netkeirin特派員)