2021/07/10(土) 06:00 0 2
プロスポーツ選手からトレーナーに転身するケースは多々あるが、トレーナーから選手に転身するのは珍しいだろう。
「もともとは、競輪選手を目指して久留米でトレーニングをしていました。向こうが覚えているかどうかわかりませんが、小林優香さんとも一緒に練習していました。小林さんとは同い年なんです。後ろを追っかけていましたよ(笑)。しかし、膝を壊して選手を諦め、トレーナーの仕事に就きました。水泳の北島康介選手や、テニスの伊達公子選手らのサポートもしている会社に6年です。もちろん充実していましたが、一流選手が活躍する姿を見て『悔しい、羨ましい』という気持ちが勝り、一度諦めた道へ再チャレンジしようと。そして選手になることができました。今はトレーナーとしての知識を生かし、膝を痛めないやり方も覚えてしっかり練習できています。選手になれた事で、サポートする側、される側の両方の知識を高められればと思います」。
「練習では、郡司浩平さんや、小原太樹さんや、内藤秀久さんらとも練習をさせていただいて、環境にも恵まれています」と話す。
“神奈川競輪王国”を選手としてだけでなく、トレーナーで培った技術でもサポートしていく。(アオケイ・市川記者)