2024/05/11(土) 22:00 0 2
前回の久留米では優勝候補の1人に挙げられていた熊谷芽緯だが、2日目以降は病気により無念の途中欠場。「ちょっと体調を崩してしまって…」と本デビュー後の初Vはお預けとなった。
「治ってからはしっかり練習もやりました。早ければ今月末から新フレームをつかっていく予定なので、そのフレームに合わせて師匠と一緒にポジションをいじってみました」と臨んだ初日は、先まくりを打った鈴木美教の上をさらにまくり上げると、抵抗する鈴木に合されかけたがゴール前で渾身のハンドル投げを決めて先着。病み上がりの一戦で強豪を破る金星を挙げた。
「本当は(セッティングを試すためにも)積極的にいきたかったんですけど…。でもあの展開になったので、落ち着いてまくりに構えました。逃げではなかったけど強い鈴木さんを相手に1着が取れたし自信になります。(変えたセッティングは)シッティングの時の踏み応えが良いし、良い方に出ていると思います」
2日目は奥井迪らが相手の番組となる。
「初日は勝てたけど(先行基本の)自分のレースではなかったので次は自分のレースをしてどこまでやれるか。緊張するしちょっとビビってますけど、勉強させていただきます!」
果敢に先行勝負を挑む姿勢はファンからも高い支持を得ている。いずれはVを量産していくであろう逸材だが、今は地に足を付けて一歩ずつレベルアップを図っている段階だ。2日目以降も、結果よりも内容を求めて積極的に仕掛けていく。(netkeirin特派員)