2024/05/08(水) 18:45 0 1
取手ウィナーズカップの3日目(準決勝)で落車。再乗はしたが、その後しばらく休んでいた。中45日空いてPIST6で復帰戦を迎えることとなった。
近況はかなりの急上昇気を見せていただけに落車は残念だったが、気になるのはケガの状況だ。右鎖骨の骨折でワイヤーが入っているとのこと。復帰に向けてのことを聞いてみると「落車したときにポキッって音がしたので、骨は折れているなと…。フレームは無事だったので再乗したけど、落車した中で一番ケガが酷かったですね(苦笑)。練習で本格的にモガき出したのは2週間くらい。それまでは街道で乗ったりもしていました」と話してくれた。
今回は師匠の水谷良和も一緒の開催だが、「2日前も一緒に練習したけど。まだ戻りきってはいないかな。でも、力はあるし問題ないでしょう」と話していた。
今回が復帰戦だが、レースに向けては「タイム次第だけど、まずはいつも通り走れれば」と応えた。
気になるタイムトライアルの結果だが、10.207でタイムトライアル1位通過。前回走った際がベストタイム(10.162)だったのだが、遜色ない数字だ。「上を向いたときに上半身が浮いてしまっているので、そこをどうにかうまく押さえ込めれば、ベストくらいは出ると思う。タイムはまずまずだったし、あとはレース。まずはレース勘を戻していかないと」と修正点はあったものの、まずまずのスタートといったところだろう。
若手の機動型が多く集まり、レースによっては予選から激戦となりそうだが、落車明けでも藤井は力的にも格上であることは間違いない。いつも通りのパワフルな走りに期待したい。(アオケイ・宮本記者)