2024/05/05(日) 18:30 3 64
(日本選手権競輪は)20年以上、選手をしてきてどんなに調子がいい時でも勝てない大会でした。まさかケガからの復調途上の状態の今、優勝できるとは。これも家族やファン、練習仲間やレースを一緒に走った仲間の支えにつきます。ゴール後も信じられず、(武藤)龍生が声を掛けてくれて、現実が見えた感じでした(笑)。
赤板から打鐘の単騎勢の動きに(吉田)拓矢がどう対応するかを見ていたけど、一回踏める体勢に入ればどっからでも行けると思ったし、どの位置から引いても力でねじ伏せてくれると思った。(駆けてからは)あそこから来る人はいないってスピードで、あとはゴール前で拓矢、龍生と3人の力勝負と思って踏み込みました。
(ここ数年は)脇本(雄太)君ら強い選手が多く出てきて、スピード競輪になった。対応しようと何年も追いかけてきたけど、その影響で体を壊したし、落車でもまた壊した。そんな中、自分を取り戻せた1年でした。
あと、オールスターを取ればグランドスラム達成? 自分の中では日本選手権競輪を取るのが夢だったし、今はグランドスラムがどうこうとは考えられないです。この先は(年末にKEIRINグランプリを中心に大きなレースが続くが)昨年、左足と股関節を壊したし、そこの脚力が戻ればもう少し戦えると思います。