2021/07/07(水) 17:00 0 1
3年前には日本選手権競輪、高松宮記念杯競輪杯、 KEIRINグランプリ制覇と我が世の春を謳歌した三谷竜。そんな男が4月の四日市GIIIではまさかの最終日一般戦回り。「GIIIの最終日一般戦を走ったのは初。すみません」と競走後に平謝りだったのも印象深いシーンだった。
どん底とも言えた前期は、度重なる失格や物足りない成績と本人が一番悔しい思いをしたはず。
一部の口さがない人々からは「三谷はもう終わった」という評価も出ていたが、それでも
「気落ちしてやる気が出ないとかそういうことはまったくありませんでした。先月の宮杯(高松宮記念杯競輪杯)も今までにないくらいに余裕がありましたから。ただ強いて言えば、余裕はあったけど以前みたいに思い通りにまだ自転車が進まなかったことですね。それでもちょっと体重も絞れてきたのでやれるんじゃないですか」と本人はいたってポジティブ。
初日に関しては「前走からきっちり体のケアができたので大丈夫だと思います。それに地元が付いてくれるので、積極的な組み立てを見せたい」とコメントも前向き。
今期はまさかの2班からのスタートとなったが「コツコツやっていきますよ」と本人が言うように、ここからのリスタートに向け静かに闘志を燃やす。(アオケイ・渡辺記者)