A級では上位の差し脚を持つ落合達彦は今期、ここまで優勝こそないもののコンスタントに決勝に名を連ね、3連対率も5割オーバーと申し分ない成績を残している。来期のS級復帰は決まっており、このままいけば今後はS級に定着できるかと思われたが、前回の決勝で痛恨の失格。小さな動きに見えたが落車の原因をつくったと判定され、これで一気にS級点確保に黄信号が灯ってしまった。

「(失格の判定と落車した相手に対して)思うところはあるけど、結果が全てだしやったのは自分なので。点数は厳しくなったけどまだ全然諦めていません。点数を上げていかないといけないので、これからは内容よりもとにかく結果を出していきたい。良い着を取るためなら手段を選ばないくらいのつもりで戦っていきます」

　気配自体は申し分なく、今の落合ならば点数を上げることは可能なはず。初日は単騎で機敏に立ち回り、車券圏内に突入する。(netkeirin特派員)