2021/01/20(水) 09:00 0 0
1Rで僅差の4着だった井上達雄は、残念ながら準決進出を逃してしまった。ただレース後の表情はじつに清々しいものだった。もしかしたら“走れる喜び"を改めて感じていたのかもしれない…。
近年は成績が振るわず、昨年いっぱいで代謝制度に引っ掛かりそうだった。しかし長谷川辰徳との練習の成果で徐々に脚力も戻り、終盤にかけて成績が上昇。大逆転で代謝を逃れたのだ。前検日も「またこうやって他の選手や記者さんと顔を合わせられて…。いやー、本当に良かったよ」と感慨にふけていた。
準決進出はならなかったが「余裕がありすぎて、逆に(詰まってきたので)焦ってしまった」と脚の貯金はまだあるようだ。誰よりも一戦一戦の大切さを知っているベテランが、走れる喜びを噛みしめながら2日目以降は結果も追い求めていく。