2024/04/20(土) 13:00 0 8
西武園競輪場の「ゴールド・ウイング賞(GIII)」が20日に開幕。3Rの一次予選に出場した渡邉晴智に話を聞いた。
ベテラン渡邉晴智がライン3番手からの鮮やかな強襲劇で高配当を演出した。レースは原田亮太が抑え先行。番手の松坂洋平が竹内雄作の巻き返しをキッチリとブロックすると、最後は3番手で内を締めていた渡邉が直線で突き抜けた。2着に松坂、逃げた原田も僅差の4着と粘り込み、結果的にライン3人が二次予選の権利をつかんだ。
「やっちゃいましたね(笑)」とおどけながら会見場に現れた渡邉は、「ラインとして機能した結果。ラインのおかげ」と何度もラインの仲間に感謝した。
「まず竹内(雄作)君を相手に(原田が)後ろ攻めを選択したのが勝因ですよね。洋平も普段から(仕事する姿を)見せているし切替も絶対にしない。だから原田君も後ろを信頼して駆けることができたと思う。そうやって信頼してもらっている以上、自分もそれに応えたいなと。あのコースは自分が踏んでおかないと誰かが入ってきちゃうので。ラインの良さを生かせたレースになったと思います」
ただ渡邉自身も「暖かくなってきて体調に不安がなくなった」と語るように気配は上昇ムード。実際、前回の立川初日にも直線外を鋭く伸びて僅差の2着に入っていた。
また西武園は「売り出し中の時にS級で3連勝した」ことやGI(08年・全日本選抜)決勝にも乗った思い出のバンクでもある。写真撮影タイムでは「こういう場で俺の写真を撮るのなんかこれが最後かもよ(笑)」と照れていたが、2日目も確定板に入って再びシャッターチャンスがおとずれるかもしれない。(netkeirin特派員)