2024/04/11(木) 10:00 0 1
前節の岸和田準決勝で今年初勝利を挙げると、決勝はライン3番手回りから中を鋭く伸びて2016年6月の富山以来となるVを飾った西田大志。1番車で迎えた初日5Rは緒方慎太朗の番手回りで2車単のオッズは1.9倍。優勝後で断然の支持を集めてのレースは結果的に西田と緒方で大本命決着になったが、大勝負していたファンはかなり焦ったに違いない内容だった。
「僕もヒヤッとしました。緒方君のダッシュが良くて…。わかっていても口が開いてしまった。ずっと余裕はあったんだけど、レース内容としては一番良くなかったですね。せっかく久しぶりに優勝した後で、もうちょっと楽に勝てれば良かったんですけど」
相手を突っ張った緒方の踏み出しに遅れてしまい、一時は梅田加津也に番手を明け渡してしまった。それでも内から追い上げて番手を奪い返すと、ゴール前は独特の前傾フォームから鋭く差し切って人気に応えた。
「課題のシッティングで悪い部分が出てしまった。なんとかリカバリー出来て良かったです。フォームは大ギア時代の名残ですね。ギア規制されてからも、自分には今の感じがいい。体重を乗せて下り坂を走る感じですね。準決勝も頑張ります。まずは踏み出しに集中します」
2節連続の決勝進出へ、準決勝は特選スタートの曽我圭佑をマークする。初日の反省を生かせるか見届けたい。 (netkeirin特派員)