2024/04/10(水) 00:15 0 5
林の持ち味は、相手がどうあれとにかく行ってしまえ、構えたらおしまい的な先行勝負。これは見るものをうならす躍動感がある。この日の先行もやや距離が長かったが、ちゅうちょせずにグイグイと畳みかけた。結果は谷口遼平に先着を許したが、3着に踏みとどまりどうにか決勝進出を決めた。
「3着で乗れてよかった。最後、どうなるかと思ったけど」と1人しか勝ち上がることのできない3着権利をモノにし安どした。
瓜生も林をマークしギリギリまで援護し抜け出した。
「初日のこともあったし慶次郎と心中するつもりだった」と、初日特選で北津留翼に離れてしまった挽回にと集中し、決勝への切符をつかんだ。
決勝には北津留翼も勝ち上がり、九州は林-北津留-瓜生の並びとなった。林にとって北津留は小倉の大先輩であり憧れの存在だ。
「北津留さんとは2、3回一緒に走っています。自分はやるだけなので、町田(太我)君や谷口(遼平)さんに胸を借りるつもりで!」と九州の先導役として任務を果たす。(netkeirin特派員)