先月の地元戦で寺崎浩平に乗ってS級初優勝を飾った清水剛志にとって、今シリーズの初日は今後を占う重要な一戦となりそうだ。

　森田優弥との二分戦となるここは、車番も相手の方が有利で後ろ攻めとなる可能性が高い。自在性を高めている清水は、この厳しい条件の中でどんな策を講じてくるのか。

「自分で動く番組の時の成績がまだ物足りない。いきなり(正念場)ですね。伊原(克彦)さんが任せてくれたので何かできるように。最近は(さばきなど)そっちの方にシフトしてきているけど、駆けるところは駆ける気持ちも持っているので。とにかく腹をくくって勝負したいと思います」

　森田優弥-高橋築が圧倒的な支持を集めそうだが、清水が総力戦で本線に牙をむくと波乱の結末が待っているかもしれない。(netkeirin特派員)