前走はいわき平でVを決めて意気揚々と当所に入ってきた吉村早耶香だが「実はあまり感じが良くないんですよ。疲れが残っているのもあるけど、最近は全体的によくない」と近況の成績とは違った話をするので驚いた。

　予選①ではレース運びが思わしくなく、5番手の位置で捲りに乗るような形となり悔しい３着。

「自分の悪いところがそのままレースに出てしまった。それに気持ちの弱さが出てしまった」と反省しきりだった。

　そんな中、勝負どころとなる予選②は緩んだホームから一気の仕掛け。他の追い込みを受けて2着となったが、レース自体は前々に進めるアグレッシブな走りだった。

「もう少し粘れれば良かったけど、初日の反省を生かせる走りができたし良かった」と話していた。

　今シリーズは未勝利での勝ち上がりとなったが、動き自体は日に日に上向いている感じ。優勝候補の尾方真生を相手にどんな立ち回りで見せ場を作るのかに注目したい。(アオケイ・真島記者)