2024/04/02(火) 08:15 0 0
前回の岐阜で「初めて自力で(1・2班戦の)決勝に乗れた」という大森光明が、勢いを駆って今シリーズも白星発進を決めた。
「最近はまくりがうまく決まっていたし、ここも(カマす)素振りは見せつつ落ち着いて(まくり勝負で)いこうと思っていました」と冷静な組み立てで小林裕一朗との二分戦を攻略した。
そんな大森には頑張りたい理由がある。
「前回、新幹線代を“捨てて”しまったんです。それを回収したいなって(笑)」
昼間開催だった前回の岐阜は「17時前に岐阜駅を出発する電車に乗ったらその日のうちに北海道まで帰れるので」と事前に新幹線の切符を購入していた。しかし「まさか決勝に乗れると思わなくて…(笑)」と競輪場を出る時間が遅くなってしまい、発車時刻を過ぎていたため払い戻しもできず。
「決勝に乗れたのはうれしかったけど、結局その日のうちに帰れなかったので、次の日の飛行機代、あと宿代、食事代っていろいろ費用がかかって、結局あまりお金が残らなかったんです」と苦笑いで明かした。
幸いにも、新年度に入った今開催から賞金も数%アップ。
「準決、最終日も頑張って、少しでも多く稼いで帰れるように頑張ります」と目をドルマークに変えて準決へ気合を入れた。(netkeirin特派員)